大雪山系の山々がそびえる隣町、東川町には、1年のうち約1か月しか通行できない『道道1116号線』がある。
2012年に道路が開通した当初は冬期通行止めだけ行う予定だったものの、一部区間に地滑りが恐れがあると判明し、通行可能な期間が毎年9月中旬から10月中旬までの約1か月間だけとなったため『幻の道道』と呼ばれるようになった。
地滑りの原因は、雪国である北海道最高峰旭岳の雪解け水。
雪解けによる地下水の増量は9月まで地盤に影響を及ぼしているのだそう。
そんな大自然の中を走る『幻の道道』は、チョボチナイゲートを通過したところから始まる。
舗装はされていても11%の勾配とヘアピンカーブの連続に加えて、ドキっとするような段差も度々ある林道。
1番の怖さはそれが1.5車線の狭い道路で続いているという点だった。。(笑)
待避所の度に深呼吸し、対向車が来ませんようにと祈りながら進んで行く。
とは言っても、森林浴のようなドライブはとても気持ち良く、野生のシマリスにも会えて楽しい道中。
そしてチョボチナイゲートから進むこと約5.5km。
ありがたき二車線区間が現れ心の底から安堵していると(笑)『幻の道道』最大の見どころ、嶺雲橋が見えてくる。
下調べして画像で知っていても思わず〝うわー〟ってなる絶景!
行ったのは先週末なので紅葉には早かったけれど、この大自然と美しいカーブを描く橋の融合は素晴らしかった。
私、父親が建築士だった影響なのか、こういった建築物にも妙にときめいてしまう(笑)
見てよ見て!人類の知恵と技術の結集!!
と、思い、感動しながら下を覗き込んだ私ですが〜
タロンは端には寄りたくないって言っていた(笑)
でも、ここで寝たふり作戦できる度胸に笑った(笑)
『幻の道道』を満喫した後は、少しだけ21世紀の森のドックランに立ち寄って…
忠別ダムをお散歩。
東川で美味しいものも調達して大満足の休日だった。
タロンの楽しそうな顔がまたいっそう飼い主を楽しませてくれる。